旧暦では、冬至を含む月が十一月にあたり、その前の月が十月になります。
易経では、六個の陰と陽で、月(季節)を現します。図で表すときは、中央が白く抜けている横棒が“陰”、黒い横棒が“陽”です。
十月は「坤為地(こんいち)」で、六個全てが陰になる月です。
そして、冬至を含む月である十一月は「地雷復(ちらいふく)」になり、陽が一つだけ現れます。
陽が一つ現れることから、「一陽」になり、“陰極まれば陽に転ずる”を表します。
そして、太陽の力が回復して来ることから、「来復」となり、「一陽来復」となります。
(来復を来福と書く社寺もあるようですが、本来の意味では来復になります)
一陽来復は、ターニングポイントであり、陽が現れることを意味するので、解釈は以下のようになります。
・これまでの、陰が支配的だった季節は終わり、陽に向かう ・これ以上悪くなることはなく、良い方向に転じて行く ・これまでの苦労は、かならず報われる ・この先には、何の障害もないので、安心して進んでいけばよい |
この一陽来復のエネルギーをお金に適用したのが、早稲田穴八幡宮で冬至に頒布される一陽来復御守です。
なるほど。。。。よくわからん。
江戸城北の総鎮護である穴八幡宮(あなはちまんぐう)では、江戸時代から続く、金銀融通の「一陽来復(いちようらいふく)」御守を冬至から節分までの期間に授かる事ができます。 この御守を恵方に向けて高い場所にお祀りするとお金繰りが良くなると言う事で大変な人気があります。冬至の日が休日と重なると、授かるには数時間待ちになることもあります